人気サロンのスタイリスト3人に聞く! 2023年夏のおすすめカラーとトレンド予測

May 25.2023
SCHOOL

毎年、新しいトレンドが生まれ続ける美容の世界。カラーのトレンドもどんどん変化しています。そこで今回は、人気サロンの美容師さん3人が、2023年夏におすすめするカラーを紹介。また、そのカラーに注目する理由やポイントなど、「カラートレンド予測」を教えていただきます。

CONTENTS

    周りの人とは一味違う、だけど挑戦しやすい! やわらかな寒色を取り入れたデザインカラーに注目——CAF FUKOさん

    レシピ

    • 【ベース】

      アリミノ ブリーチ 120
      1剤:2剤=1:2(OX6%)
      ※18Lvまでトーンアップ

    • ■オンカラー

      CLEAR:CLEAR PINK:CLEAR ASH=4:1:1
      1剤:2剤=1:1(OX2.8%)

    • ■ハイライト部分

      CLEAR ASH:conc.BLUE=5:1
      1剤:2剤=1:1(OX2.8%)

    すべて「アジアンカラー フェス」(医薬部外品)
    ※比率は組み合わせ比 ※1剤:2剤は混合

    おすすめカラー|ハイライトにまろやかブルー。肌なじみよく涼しげなデザインカラー

    全体はCLEAR PINKとCLEAR ASHでアンダーの黄みをしっかり抑え、まろやかなホワイトに。ハイライト部分には周囲との違いをつくりながらも、奇抜すぎず取り入れやすい涼しげなブルーを。色落ちが緑っぽくならないよう、CLEAR ASHで黄みを抑えながら、くすみ感を表現しました。ハイライトは全体の表面と前髪のインナー部分に細く入れ、さりげなくなじみながらも色みを感じられるようにしています。ポイントは、カラーを入れる際に根元1〜2cmはあけること。そうすることで、より自然な印象につながります。インナーカラーなどが取り入れにくいショートでも、表面のみのハイライトや前髪のインナーカラーは挑戦しやすく、おすすめです。

    カラーにしっかりデザインが入っているので、服装はシンプルでもおしゃれな印象になります。また、メイクの色みはくすみ系のピンクにハイライトを強めに入れるのがおすすめ。マスカラやアイラインにブルーの色みを取り入れても、かわいくなりますよ。

    トレンド予測|ハイトーンでやわらかな色みがあるホワイト系やブルー系のデザインカラーに注目

    2023年の夏は、ハイトーンでやわらかさのあるホワイト系やブルー系のデザインカラーに注目しています。例年、夏にはハイトーンの人気が高まります。また、近年はデザインカラーが多様化しており、「周りの人とは少し違うデザイン」が求められるようになってきました。中でも、ブルーやグリーンなどの寒色系のオーダーが増えてきています。

    一方で、彩度が高いカラーだと挑戦しにくいというお客様もいらっしゃいます。そのため、クリーミーで肌なじみの良いカラーを表現するのが大切です。寒色系でも、ほんの少しピンクやベージュを組み合わせると、まろやかさを表現できますよ。

    Profile
    CAF スタイリスト FUKO

    FUKO

    CAF スタイリスト

    島根県出身。ヴェールルージェ美容専門学校卒業後、2018年にHAIR’s Lunetta(現在のCAF(カフ))へ入社。その人らしさを活かすスタイルを大切にしており、女性らしいショートカット、ボブが得意。ブリーチカラーやパーマもやわらかく、日常にフィットするデザインづくりを心掛けている。

    Instagram:@fu__ko330

    流行色との相性も抜群! ピスタチオカラーで軽やかさと透明感を表現——CAMON. 佐々木 俊輔さん

    レシピ

    • 【Before】

      9〜10Lv

    • ■新生部

      8ベイリーフ:8サンビート=3:1
      1剤:2剤=1:1(OX6%)

    • ■既染部

      10ベイリーフ:8サンビート=3:1
      1剤:2剤=1:1(OX2.8%)

    すべて「カラーストーリー アドミオ」(医薬部外品)
    ※比率は組み合わせ比 ※1剤:2剤は混合

    おすすめカラー|赤みを抑えて透明感を表現! 肌なじみも良いピスタチオカラー

    透明感がある寒色ながら、ほのかに温かみがあり、肌なじみの良いピスタチオカラー。室内ではグリーン感を、自然光の下では透明感をより強く感じるカラーです。軸にしたベイリーフは青みが強く、しっかりアンダーの赤みを抑えて透明感を表現してくれます。一方で青みによって少しクールな印象が強くなるため、イエロー系のサンビートを組み合わせ、やわらかさがある肌なじみの良いグリーンに調整しています。ベースが明るい場合はサンビートをシエナに、イエロー系が苦手な方の場合はオークルに変えて調整しましょう。

    スタイリングは少し動きをつけ、「Dance design tuner (ダンスデザインチューナー)」の「フラプライマー」でナチュラルに仕上げるのがおすすめです。乾燥しやすい髪質の場合は、少し「モダンシマー」をプラスしています。また、メイクはブラウンやベージュなどのナチュラルな色みを合わせると、髪色とのなじみが良くなりますよ。

    トレンド予測|流行色と相性良し。ブリーチなしで透明感と色みを楽しめるグリーン系のカラーに注目

    例年、夏は透明感の強いカラーが人気の傾向があり、2023年も同様のニーズがあると見ています。中でも注目は、軽さとやわらかさを表現できるグリーン系のピスタチオカラー。グリーンの色みが日本人のお悩みに多い「赤み」を抑え、ブリーチなしでも透明感と色みを楽しめます。また、ほのかな黄みによって寒色に寄りすぎず肌なじみが良くなるので、どなたでも挑戦しやすいカラーです。2023年の流行色であるルミナスイエローとの相性の良さも、人気につながるポイントだと見ています。

    近年のハイトーンカラー人気によりダメージへの意識が高まっているお客様や、お仕事の事情などでブリーチはしにくい方に特におすすめ。一人ひとりのアンダーの色やパーソナルカラーに合わせてカラー剤の混合率を変え、夏らしく濁りにくい透明感カラーをつくってみてください。

    Profile
    Hair salon CAMON. 代表 佐々木 俊輔

    佐々木 俊輔Shunsuke Sasaki

    Hair salon CAMON. 代表

    宮城県仙台市出身。2018年、仙台市内にCAMON.(カモン)をオープン。2021年5月には仙台駅東口にPAcuTA.(パクタ)をオープンし、2023年5月にフロアを拡張した。お客様一人ひとりの髪質や複雑な履歴に合わせたカラーの技術に定評があり、20〜40代の女性を中心に幅広い層から支持を集める。

    Instagram:@sasaki.camon

    夏らしい元気が弾ける! 肌を明るく見せ、透明感あるオレンジカラーに注目——Stand 小森 栄祐さん

    レシピ

    • 【ベース】

      アリミノ ブリーチ 120
      1剤:2剤=1:2(OX6%)
      ※17Lvまでトーンアップ

    • ■根元〜中間

      12 PINK:12 ORANGE=2:1
      1剤:2剤=1:1(OX2.8%)

    • ■中間〜毛先

      8 PINK:8 ORANGE=2:1
      1剤:2剤=1:3(OX2.8%)

    すべて「アジアンカラー フェス」(医薬部外品)
    ※比率は組み合わせ比 ※1剤:2剤は混合

    おすすめカラー|ベースのムラにも対応しやすい! 色みとやわらかさを両立するオレンジピンク

    彩度が高く、やわらかさも感じるオレンジピンク。ORANGEで夏らしい透明感と元気の良さを表現しながら、PINKを組み合わせることでサーモンピンクのようなやわらかさを表現しました。ORANGEのニュアンスをしっかり感じられることを重視しながら、PINKを多めにして、ブリーチによるアンダーの黄みを抑えています。退色時も黄みを抑えてコーラルピンクからホワイトに抜けていくので、色の変化も楽しめます。

    透明感のあるオレンジピンクは肌のトーンを明るい印象にし、血色もよく見せてくれます。特に色白の方や、オレンジ系の暖色となじみの良いイエローベースの肌の方に合うカラーです。合わせるヘアスタイルはボブ〜ミディアムがおすすめ。オイルを使って艶感を表現すると、より透明感と明るさを強調できます。しっかり色みを感じられるので、メイクやファッションはシンプルなものを合わせるだけで、おしゃれになりますよ。

    トレンド予測|透明感のある暖色カラーで夏らしい元気の良さを表現! 明るいオレンジニュアンスのカラーに注目

    2023年の夏は、彩度が高めのオレンジ系のカラーに注目しています。これまで、秋冬は暗めに抑えた紫やボルドーをおすすめしてきました。そこで、この夏は気分を変えて、明るい暖色系を推していきたいと考えています。また、暖色系は季節を問わず一定の人気があり、例年夏に向けてオーダーが増えていくカラー。そのため今年も人気が高まっていくと見ています。

    特に、暖色の中でも「元気」な印象をつくってくれるカラーとしてオレンジ系の色を提案しています。アンダーの色みや表現したいニュアンスに合わせて、オレンジを軸にピンクや紫を組み合わせます。この時、特におすすめなのが「アジアンカラー フェス」のORANGE、PINK、VIOLET。「アジアンカラー フェス」の暖色系カラーは発色が良く、アンダーのムラによる色みのブレも出にくいので、高明度カラーで重宝しています。クリア剤と組み合わせてもどんな色が出るかイメージしやすいので、おすすめですよ。

    Profile
    Stand オーナー 小森 栄祐

    小森 栄祐Eisuke Komori

    Stand オーナー

    栃木県出身。国際理美容専門学校卒業後、東京都内代官山のサロンに勤める。2002年に独立し、「Stand(スタンド)」を開業。サロンワークでは全体のフォルムはもちろん、前髪や襟足、横から見たときのカットラインの美しさを追求しながら日々スタイルづくりに向き合っている。また、丁寧なボリュームコントロールによって柔らかな質感に仕上げている。特にショートやボブのスタイルが得意で、その仕上がりがお客様に支持されている。

    Instagram:@eisuke_komori

    おすすめカラーレシピ

    この記事で紹介した商品
    アジアンカラー フェス(医薬部外品)

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    高明度・強発色を実現する純色設計

    Instagram : @asiancolor_fes

    商品情報詳細
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    カラーストーリー アドミオ(医薬部外品)

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    ダメージに配慮しながら、魅力的な色と艶。

    Instagram : @colorstory_admio

    商品情報詳細
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    アリミノ ブリーチ 120

    アリミノ ブリーチ 120

    抜群のブリーチ力とクリーミーな操作性、ムラになりにくいパウダータイプのブリーチ剤
    商品情報詳細
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