人気サロンのスタイリスト3人に聞く! 2022-2023年冬のおすすめカラーとトレンド予測

Dec 1.2022
SCHOOL

毎年、新しいトレンドが生まれ続ける美容の世界。カラーのトレンドもどんどん変化しています。そこで今回は、人気サロンの美容師さん3人が、2022-2023年冬におすすめするカラーを紹介。また、そのカラーに注目する理由やポイントなど、「カラートレンド予測」を教えていただきます。

CONTENTS

    トーンダウンしながら色みも楽しむ! 個性が光る青みピンクで、冬らしい深みと透明感を表現 ——Eurica Neneさん

    レシピ

    • 【Before】

      11Lv

    • ■新生部|8PINK:10VIOLET=1:1
      1剤:2剤=1:1(OX6%:2.8%=1:1)
      ■既染部|P8:V8:CLEAR=2:1:2
      1剤:2剤=1:1(OX2.8%)

    すべて「アジアンカラー フェス」(医薬部外品)
    ※比率は組み合わせ比 ※1剤:2剤は混合

    おすすめカラー|ナチュラルだけどありきたりになりすぎないピンク。くすみ感と透明感で、冬らしい深みを表現

    ナチュラルだけど、ありきたりにならないピンクカラー。モデルさんの希望が全体をトーンダウンして自然に伸ばしていくことだったため、微アルカリタイプのLOW LIFTを使用して、ダメージに配慮した選定を意識しました。暗くなりすぎずに柔らかな色みを感じられるよう、PINKにVIOLETを組み合わせてほどよいくすみ感と透明感を表現。また、VIOLETを組み合わせることで、かわいらしいけれど甘くなりすぎない青みピンクになり、冬らしい深みを表現できます。アジアンカラー フェスのPINKは色持ちが良く、退色がきれいなのもおすすめのポイントです。

    どんなヘアスタイルにも合うカラーですが、特にショートやミディアムなど短めの方でガラッと印象を変えたいときにおすすめ。また、ダメージに配慮した配合と柔らかな印象、色の深みで、パーマスタイルとの相性も良いです。メイクは血色を良く見せてくれるオレンジやピンクはもちろん、青みの入ったカラーなので、クールな色を合わせるのもおすすめですよ。

    トレンド予測|ブリーチなしで色みを楽しむ! トーンダウンと遊び心を両立する暖色カラーに注目

    ビビッドすぎないけれどしっかり発色する暖色カラーに注目しています。この1〜2年で、これまでブリーチをしていたけれど、ブリーチしないでトーンダウンしたいという方が増えてきました。その傾向は2022-2023年の冬もある一方で、ただ暗くするだけでなく遊び心も欲しいという希望が多い印象です。

    ピンクはハイトーンで楽しめるのはもちろん、ブリーチなしでも色みを感じられるカラー。組み合わせによって、落ち着いたトーンでも深みを出して女性らしく、かわいらしい色みがつくれます。また、落ち着いた色の洋服が多くなる季節に、顔まわりをパッと明るく見せてくれるのも特徴です。トーンダウンしたい、だけど何か周りと差をつけたい方におすすめの、挑戦しやすいカラーだと思います。

    Profile
    Eurica スタイリスト Nene

    NeneNene

    Eurica スタイリスト

    大阪府出身。2017年グラムール美容専門学校卒業後、Eurica(ユーリカ)入社。現在Euricaチーフ。透明感のあるダメージレスなハイトーンカラーと、扱いやすく簡単にスタイリングできるようなカットで、女性だけでなく男性からも支持されている。

    Instagram:@nncn0616

    パーソナルカラーに合わせてつくる! ほのかな温かみを感じる落ち着いた色みのラベンダーに注目 ——BUZZ 宮治佑香さん

    レシピ

    • 【Before】

      11Lv

    • ■新生部|10ウィスタリア
      1剤:2剤=1:1(OX6%:2.8%=1:1)
      ■既染部|10ウィスタリア:12サンビート=3:1
      1剤:2剤=1:2(OX2.8%)

    すべて「カラーストーリー アドミオ」(医薬部外品)
    ※比率は組み合わせ比 ※1剤:2剤は混合

    おすすめカラー|パーソナルカラーに合わせたブラウンと組み合わせてつくる、ほのかな温かみのあるラベンダー

    透明感と、ほのかな温かみを感じられるラベンダー。軸にしたウィスタリアは、アドミオのラベンダー系の中でも青み寄りで色みが濃く、赤みを抑えて透明感を出しながら、明るすぎない落ち着いたトーンを表現できます。そこに、パーソナルカラータイプに合わせたブラウンをプラスし、肌なじみの良いナチュラルな印象をつくり出しました。ショートからロングまで、どんなヘアスタイルにも合わせやすいカラーです。

    今回のモデルさんはイエローベースだったので、プラスする色にはイエローブラウンのサンビートを選択。サンビートは明るめなので合わせる色と喧嘩せずに柔らかなくすみ感を増してくれる、使いやすい色だと思います。また、ブルーベースの方にはオークルを組み合わせるのもおすすめです。

    トレンド予測|冬に向けてトーンダウン。「ナチュラルだけど、その人にしか似合わない色」が求められる

    例年、冬になるとトーンダウンをされる方が増える傾向があり、2022-2023年も同様のニーズがあると見ています。また、この夏はアッシュ系にする方が多かったので、印象を変えられるほどよい暖色が人気になると予想しています。中でも注目しているのが、カッコ良すぎずかわいすぎない、ほのかに温かみを感じるラベンダー。青み寄りのラベンダーに肌なじみの良い色を組み合わせるのが、おすすめです。

    ポイントは、組み合わせる色の見極め。近年は「パーソナルカラー」「似合わせ」などのキーワードの注目度が高く、ライフスタイルでもオーガニックなどが人気になってきています。そのため、ヘアカラーでも自然な印象を求められるお客様が増えている印象です。ぜひ、「ナチュラルだけど、その人にしか似合わない色」を探ってみてください。

    Profile
    BUZZ スタイリスト 宮治佑香

    宮治佑香Yuka Miyaji

    BUZZ スタイリスト

    滋賀県出身。大阪モード学園卒業後、2016年にBUZZ(バズ)へ入社。ブリーチなしの透明感カラーや、オイルをつけるだけのスタイリングが簡単なヘアスタイルづくりを得意とする。特にカラーはパーソナルカラー診断を元にしたカウンセリングに力を入れ、一人ひとりに「似合う」デザインの提案を心掛けている。

    Instagram:@miyajiyuuka

    王道のアッシュやグレージュに色みをプラス。透明感を引き立たせる新たなカラーがトレンドに! ——Revoir 岡田延明さん

    レシピ

    • 【Before】

      11Lv

    • 【ベース】

      アリミノ ブリーチ120
      1剤:2剤=1:2(OX6%)
      ※14Lvまでトーンアップ

    • ■オンカラー|7チャコール:7アマランス=10:1
      1剤:2剤=1:1(OX6%:2.8%=1:1)

    すべて「カラーストーリー アドミオ」(医薬部外品)
    ※比率は組み合わせ比 ※1剤:2剤は混合

    おすすめカラー|黄みを抑えて透明感を表現する新たなグレージュ! くすませすぎない調合が鍵

    柔らかさと透明感を引き立てながら髪色を落ち着かせる、王道とは一味違う新しいグレージュ。チャコールをベースにアマランスを組み合わせて黄みを抑え、透明感と柔らかさを表現しています。この時、くすみすぎないようにバランスを見て、どの程度アマランスを加えるか判断するのがポイントです。

    黄みをしっかり抑えているので、色落ちまできれいに楽しめます。どんなスタイルにも合わせやすい色みですが、柔らかく軽やかな印象に仕上がるので、重たく見えがちなロングヘアの方におすすめですよ。

    トレンド予測|「透け感」がキーワード! 絶妙なバランスで「王道とちょっと違う色」を表現

    2022-2023の冬のキーワードは「透け感」。特に王道のアッシュやグレージュに、ラベンダーやネイビーなどの色みをアクセントとして組み合わせたカラーに注目しています。冬は例年、ブリーチなしの落ち着かせたカラーの希望が増えます。一方で透明感へのニーズは季節を問わず高く、また「いつもや王道とちょっと違う」を求めるお客様が多くなってきている印象です。そこで、アッシュやグレージュ単品では抑えきれない赤みや黄みをラベンダーやネイビーで抑えた、透明感際立つ色が人気になると見ています。

    ポイントは、ラベンダーやネイビーを強めに入れながらも、くすみすぎないようにバランスを見ること。組み合わせる色の濃さや量は、お客様一人ひとりのベースの色みや雰囲気に合わせて調整してみてください。また、ベースに細かめのハイライトを入れると、より一層透明感がアップするのでおすすめですよ。

    Profile
    Revoir 店長 岡田延明

    岡田延明Nobuaki Okada

    Revoir 店長

    長崎県出身。2015年に波佐見町でRevoir(レボア)を立ち上げ、現在は店長を務めている。外国人風の柔らかな透明感あるカラーが得意。生涯頼られるヘアデザイナーであり続けるため、自己研鑽を怠らず、全てのお客様へ地方郊外でも都市圏と遜色ないデザインの提供を心がけている。

    Instagram:@revoir_okada

    おすすめカラーレシピ

    この記事で紹介した商品
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    Instagram : @asiancolor_fes

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    カラーストーリー アドミオ(医薬部外品)

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    ダメージに配慮しながら、魅力的な色と艶。

    Instagram : @colorstory_admio

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