人気サロンのスタイリスト3人に聞く! 2026年夏のおすすめカラー&トレンド予測
毎年、新しいトレンドが生まれ続ける美容の世界。ヘアカラーの流れも、時代やライフスタイルの変化とともにアップデートされています。そこで今回は、人気サロンで活躍する美容師3人が、2026年夏におすすめするカラーデザインを紹介。あわせて、そのカラーに注目する理由や提案のポイントなど、「夏のカラートレンド予測」についても伺いました。
柔らかさとツヤ感を両立。退色まで綺麗に楽しめる「カシスグレージュ」——AMELIE 山岡拓也さん
レシピ
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- 【Before】
9〜10Lv
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- 【ベース】
14LIGHTENER
1剤:2剤=1:2(OX6%)
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- 【オンカラー】
6PINK:6GRAY=3:1
上記に6REDを10%組み合わせ
すべて「アジアンカラー FES」(医薬部外品)
※比率は組み合わせ比 ※1剤:2剤は混合比
おすすめカラー|肌馴染みがよく血色感もプラス。くすみ感×ほんのり暖色の「カシスグレージュ」
この夏おすすめしたいのは、くすみ感の中にほんのり暖色を感じられる「カシスグレージュ」。“くすみ感×ほんのり色み”によって、柔らかさとツヤ感を両立できるうえ、肌馴染みが良く血色感をプラスできます。また、「ダメージや退色によって明るくなりすぎるのが気になる」というお客様にもブリーチなしで長く綺麗に楽しんでいただけるので、提案しやすいカラーです。
今回のモデルさんは、Beforeがオレンジ系のブラウンだったので、GRAYでアンダーのオレンジみを柔らかく打ち消し、濃いめのピンクをチャージ。そこにREDを組み合わせることで、ピンクの紫っぽさが出過ぎないように仕上げました。
もしもベースがもっと明るい場合は、寒色に寄りすぎないようにREDを増やしたり、追加でNATURALとORANGEを組み合わせたりといったアレンジを意識してみてください。NATURALは単体では若干寒色っぽい印象ですが、ORANGEと組み合わせることでバランスが整います。
トレンド予測|定番のニュアンスカラー人気が続く予感。夏は“透明感”や“軽さ”がキーワードに
昨年頃までは、韓国系の流行もあって、デザインカラーで明るい色を楽しむよりも、暗めや落ち着いたカラーが支持されていた印象です。加えて、最近はナチュラル志向の高まりで、派手すぎず柔らかく見えるカラーの需要が高まっています。
そこで注目しているのが、まろやかなブラウン系、ベージュ系やオリーブ系といった定番のニュアンスカラー。明るいトーンで軽さを出してくれる中間色は、今後もベースとして人気が続きそうです。さらに、より明るさと透け感を重視したカラーにシフトしていく傾向がある夏には、ブリーチ手前くらいまでトーンアップして軽さを出したカラーがトレンドになると見ています。
特に今回おすすめした「カシスグレージュ」は、室内だと暗めに見えるけれど、屋外で光に当たると明るく見え、透け感がしっかり出てくれるカラー。巻くことで陰影がはっきりしてより透け感が出てくるので、ウェーブなど動きのあるスタイリングで仕上げるのがおすすめです。

山岡拓也Takuya Yamaoka
AMELIE トップスタイリスト
広島県出身。広島県理容美容専門学校通信課程卒業後、2016年に株式会社MLIFEに入社。ブリーチカラーやレイヤーカットが得意。「お客様のココロゆさぶるカコイチを提供する」ことを大事に、言葉にできない部分をプロとして引き出す。その人のなりたいと似合うを叶えるデザインで支持されている。
Instagram:@amelie__takuya
可愛らしさもクールさも引き立てる「オレンジブラウン」。セミドライなパーマスタイルで個性をプラス——sisu藤原怜央さん
レシピ
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- 【Before】
9Lv
ハイライト履歴あり
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- ◾️新生部
12ORANGE:6ORANGE=2:1
上記にVIVID+ORANGEを30%組み合わせ
1剤:2剤=1:2(OX6%)
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- ◾️既染部
10ORANGE:6ORANGE:6NATURAL=3:1:1
上記にVIVID+ORANGEを30%組み合わせ
1剤:2剤=1:2(OX2.8%)
すべて「アジアンカラー FES」(医薬部外品)
※比率は組み合わせ比 ※1剤:2剤は混合比
おすすめカラー|中明度で深みのある「オレンジブラウン」。クールなショートと合わせてギャップを楽しむ
2026年の夏は昨年のトレンドカラーであるブラウン系の影響を受けて、比較的落ち着いた色みが流行しそうです。特に押さえておきたいのは、中明度で深みがある「オレンジブラウン系」のカラーです。
今回は12ORANGEでベースを上げつつ、6ORANGEでオレンジの色みをしっかりと出しています。そこにさらに「VIVID+」のORANGEも組み合わせました。「VIVID+」は高彩度で発色の強い塩基性カラーなので、より鮮やかにオレンジを表現ことができます。
こちらのモデルさんのようなショートヘアはクールな印象に寄りがちですが、オレンジブラウンのヘアカラーでラフさやアクティブさを出すことで、ギャップを演出できます。今回はカジュアルな服に合わせて、ラフで可愛らしい雰囲気を目指しました。
ラフな雰囲気に限らず、カラー剤の組み合わせ次第で幅広い印象を作れるのも魅力です。例えば、同じオレンジブラウンでも紫を組み合わせて深みを出せば、より大人っぽいクールな印象に仕上がります。お客様の好みや雰囲気に合わせてバランスを調整してみてください。
トレンド予測|昨年から続く「ブラウン系」×新定番の「オレンジ」に注目。パーマスタイルとも好相性
この夏のトレンドカラー予測で注目しているキーワードは、「ブラウン系」と「オレンジ」の2つです。
まず「ブラウン系」は、昨年、ファッションを中心にトレンドとなっていたカラーです。その影響を受けて、まずはブラウン系のファッションに似合うヘアスタイル、続いて同色のヘアカラーへと、トレンドの波が浸透していくのではと見ています。
「オレンジ」のカラーは、もともと赤みのあるメラニンを含む毛質の方が多い日本人にとって、求めている色を出しやすくチャレンジしやすいカラーです。また、パーマスタイルとの相性が良いのも注目したいポイント。というのも、最近は髪をふわっとさせるセミドライな質感のパーマが広がりを見せています。トレンドのパーマを取り入れたり、顔周りをアレンジしたりとヘアデザインとうまく組み合わせることで、より個性を引き出すことができますよ。

藤原怜央Reo Fujiwara
sisu スタイリスト
愛知県出身。名古屋市内の店舗を経て、2022年にsisuに入社。お肌や気分に合わせて幅広く似合わせるカラーや、動きのある外国人風パーマ、ニュアンスパーマが得意。お客様の言葉にできない気分や「なんとなく」を叶え寄り添うスタイルで人気を集める。
Instagram:@fujiwarareo_sisu
「オレンジブラウン」でヘルシーな抜け感を演出。今っぽい仕上がりを楽しめる万能カラー——Vardy Fujiさん
レシピ
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- 【ベース】
■新生部
アリミノ ブリーチ 120 1剤:2剤=1:2(OX6%)■既染部
アリミノ ブリーチ 120 1剤:2剤=1:2(OX2.8%)
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- 【カラー】
■新生部
10グローライズ:10シエナ:8シエナ=6:5:1
1剤:2剤=1:1(OX2.8%)■既染部
10グローライズ:10シエナ=3:1
1剤:2剤=1:1(OX2.8%)
すべて「カラーストーリー アドミオ」(医薬部外品)
※比率は組み合わせ比 ※1剤:2剤は混合比
おすすめカラー|「オレンジブラウン」で大人っぽいモードな雰囲気に。夏らしい透明感も楽しめる
夏にぴったりな抜け感とヘルシーさを手軽に出せる「オレンジブラウン」です。オレンジの温かみは、髪の柔らかさを引き立ててくれるだけでなく、日本人の肌に馴染みがよく、自然な血色感をプラスしてくれます。カジュアルスタイル、無機質なモードスタイル、ヴィンテージスタイルなど、幅広いスタイルのお客様に提案できるのも魅力です。
今回はモデルさんの希望と当日のファッションに合わせて、大人っぽいモードな雰囲気に仕上げました。甘さを抑えるならストレート、ほかにも26mmのコテでミックスに巻く無造作なスタイルもおすすめです。
シエナは、暖色と組み合わせたときの相性が抜群のブラウン。今回はグローライズとシエナの組み合わせで、オレンジの発色は出しつつも派手な印象にせず、ブラウンで深みを残すことを意識しました。屋内では写真のようにブラウンみが強く出ますが、屋外で太陽光に当たるとよりオレンジが発色して、より透明感を楽しめるのもポイントです。
トレンド予測|個性的なスタイルにも、頑張らないスタイルにも合うカラー。ドライな質感で今っぽいお洒落に
昨今のトレンドとして、「Y2Kファッション(2000年頃のテイストを取り入れたファッション)」のような個性的で派手なスタイルが流行した一方で、徐々にナチュラル志向が高まっている印象があります。
オレンジブラウンは、そんな強くてインパクトのあるクールなファッションからナチュラルなファッションまで、どんなスタイルにも合わせやすい万能カラー。今っぽい抜け感のあるスタイルを楽しむなら、あえてワックスやオイルを使わずドライな質感に仕上げるのがおすすめです。
オレンジブラウンは、ファッションやメイクをトータルで見たときに主役になりつつ、全体のバランスを取りやすいカラーでもあります。ファッションやメイクを頑張らない日でも、無造作で作り込みすぎないお洒落感を引き立たせてくれます。今流行りの抜け感を手軽に取り入れたいというときに、ぜひ提案してみてください。

Fuji
Vardy スタイリスト
福岡県出身。大村美容ファッション専門学校を卒業後、都内サロンに新卒で入社後、2年目からVARDYへ。一人ひとりの“似合う違和感”を引き出すのが得意。ブリーチ、デザインカラー、カット全てで、ヘアだけでなくファッションやメイクまで含めて完成するスタイル作りを心がけ、多くのお客様から厚い信頼を得ている。
Instagram:@____3220g
(取材・文/A PRESS編集部)









