
くすまず明るい白髪染めを実現!「カラーストーリー アドミオ」で“白髪ぼかし”の表現が広がった——cella
名古屋に2024年にオープンしたプライベートサロン「cella(セラ)」。施術の最初から最後までをオーナーの岡村大介(おかむら だいすけ)さんが担当し、30代〜50代の大人女性を中心に厚い信頼を寄せられています。同店では2024年12月から「カラーストーリー アドミオ」(医薬部外品)を導入。岡村さんが大人女性に提案している「白髪ぼかし」に活用したことで、より表現の幅が広がったといいます。岡村さんに、「カラーストーリー アドミオ」の導入の経緯や活用方法、導入の成果を伺いました。
導入の背景 | ●「白髪ぼかし」のレパートリーの幅を広げたかった ●グレイヘアでも染まる明るいベージュの表現を探していた ●よりダメージレスで質の高いカラーを提供したいと考えた |
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選んだ理由 | ● 透明感のある明るいベージュが表現できる ●カラーの持ちが良く、髪が伸びてきたときも綺麗に白髪をぼかせる ●髪へのダメージを抑えた施術ができる |
導入による変化 | ● 明るい仕上がりと手触りの良さが好評 ● オープン以来、常に客足が絶えず、高いお客様満足度を維持 |
導入前の課題:明るいベージュで「白髪ぼかし」の表現の幅を広げたかった

―― 「カラーストーリー アドミオ」を導入されたきっかけを教えてください。
岡村さん(以下敬称略):「白髪ぼかし」の表現の幅を広げたいと思ったことです。
僕のお客様は30代以上の大人女性がメインで、白髪はなんとかしたいけれど暗くはしたくないという希望がほとんど。そこで「白髪ぼかし」を押し出しています。
白髪はしっかり染めすぎると、退色してきたときに白髪が浮いて明るく見えたり、伸びてきたときに新生部の白髪が目立ったりしてしまいます。そこで、退色まで加味して白髪を“ぼかす”発想で明るく染め、長く自然なおしゃれを楽しめるようにするのが「白髪ぼかし」です。特に顔まわりはあえてしっかり染めずにぼかすようにしています。
そんな「白髪ぼかし」におけるカラーのレパートリーを増やしたいと考えていました。

―― 「カラーストーリー アドミオ」を白髪ぼかしに活かすうえで、どんなカラーが欲しいと考えていましたか?
岡村:明るいベージュですね。白髪染めは髪の状態によってはくすんでしまったり、褐色に寄ってしまったり、あるいは思ったほど明るくならなかったりすることもあります。中でも明るめのベージュは、グレイカラーでは表現がなかなか難しい色でした。
―― 導入時、特にどんなことを期待していましたか?
岡村:それまでのカラー剤で出せるカラーがパターン化していたので、明るいベージュによって自分の中の“飽き”を打破したい思いが強かったですね。また、導入前は高アルカリ・高明度のカラー剤を主に使っていたので、アルカリがソフトで中明度の「カラーストーリー アドミオ」を導入することで、よりダメージに配慮した質の高いカラーを提供したいという考えもありました。
―― 実際の導入プロセスを教えてください。
岡村:「カラーストーリー アドミオ」は、もともと独立前からファッションカラーとして使っていたので、迷いなく導入できました。とはいえ、「白髪ぼかし」に活用するのはほとんど初めてだったので、正式に導入する前に実際にテストを行って、2024年の12月頃から本格的に活用しています。
「カラーストーリー アドミオ」を選んだ理由:初期白髪から白髪80%の方まで、透明感がある明るいベージュを表現できる

―― 実際に「カラーストーリー アドミオ」を白髪ぼかしに使ってみて、いかがですか?
岡村:ベージュの表現に驚きました! 初期白髪の方から、白髪が80%以上の方まで、綺麗なベージュを表現できるんです。ここまでくすまないベージュができるカラー剤は、僕が今まで扱ってきた中では「カラーストーリー アドミオ」だけですね。
「カラーストーリー アドミオ」を使った白髪ぼかしなら、まるでファッションカラーのような白髪染めに見えない仕上がりをつくれます。
綺麗に仕上がるだけでなく、髪のダメージを抑えられるのもうれしいポイントです。白髪染めというとpHの振り幅が大きく、髪へのダメージも大きくなりがちなイメージがあると思います。その点、「カラーストーリー アドミオ」を使った白髪ぼかしでは髪への負担が少なく、ゴワつきを抑えられています。
―― 「カラーストーリー アドミオ」の中で、白髪ぼかしに特に使いやすい色はありますか?レシピのこだわりがあれば合わせて教えてください。
岡村:使いやすいのは、アクア、チャコール、オークルですね。退色時の白髪のなじみ方まで考慮すると、寒色系のベージュは重宝します。
レシピは、一人ひとりの髪の状態に合わせたオーダーメイドです。例えば、白髪率が30%くらいまでであればアクアかチャコール。40%以上になってくるとチャコールかオークルを使うことが多いですね。特に白髪が多い場合は、12オークルと6オークルを組み合わせて、高明度で染まりやすくしながら赤みのないオークルの色をしっかり入れるなどのバランスを取っています。

岡村:OXは1剤:2剤=1:2を基本にしています。2倍にするのにもいくつか理由があって、その1つが操作性の高さ。僕は基本的にドライカット・ドライカラーなので、柔らかめにして塗布をしやすくする目的があります。
また、「カラーストーリー アドミオ」だけでなく、「カラーストーリー プライム」や「アジアンカラー フェス」を活用することもあります。
導入時の工夫:「今までよりも1週間持ちが良くなります」。お客様に寄り添い、色持ちの良さを具体的にわかりやすく伝える

―― 白髪ぼかしにおいて、大事にしていることはありますか?
岡村:お客様からは白髪をなんとかしたい、だけど暗くはしたくないというニーズが多いものの、具体的なカラーのオーダーのほとんどは“お任せ”です。それもあって、毎回のカラーで「前回を超える」ということを心がけています。
毎回より良い仕上がりを追求するには、前回を再現するんじゃダメなんですよね。「この前と同じ感じで」と言われた場合でも、そのときどきに応じて若干色みを変えたり、アクセントを加えたりと、お客様により喜んでもらえるように微調整をしています。
―― お客様への提案で工夫していることはありますか?
岡村:「白髪ぼかし」の説明をはじめ、伝え方や言葉の掛け方にはこだわっています。言葉選び一つで、お客様への印象は大きく変わるんです。例えばメンテナンスでいえば、「1ヶ月から2ヶ月で来てください」よりも「2ヶ月以内に来てもらえれば大丈夫です」の方が優しく安心感がありますよね。
白髪ぼかしであれば、「目を凝らしてよく見たら白髪があることはわかりますが、白髪が浮かないし、退色してもなじんでいて白髪が目立ちにくいので、一度のカラーで長持ちします」とメリットをしっかりお伝えしています。
特に「カラーストーリー アドミオ」を使った白髪ぼかしは色持ちがいいので、持ちの良さをお話しすることが多いですね。

―― 具体的にはどのようにお伝えすると、お客様に刺さるのでしょうか?
岡村:「これまでの白髪染めよりも1週間持ちが良くなるはずです」とお伝えしています。1ヶ月に1回の白髪染めで1週間ずつ持ちが延びるとすると、年間トータルで考えるとかなり大きいんです。1年を通して美容室に通う頻度を減らせることを伝えるとイメージしやすいですし、コスパの良さも感じられますよね。結果的に、「この美容師は自分のことを考えてくれているな」と思いませんか?
―― ただ「持ちがいい」と言われるよりもずっとわかりやすくて、親身になってくれている印象を受けますね!
岡村:こんな風に、お客様のことを考えたわかりやすい説明や声掛けを意識しています。透明感のある綺麗な仕上がりや、色持ちの良さといったメリットを伝えるだけでなく、お客様に寄り添った声掛けができれば、お客様の満足度も信頼も自然と高まるんじゃないでしょうか。
導入の成果:オープンから常に予約がいっぱい。「コアミー」と合わせた手触りの良さも好評

―― お客様の反応は、いかがですか?
岡村:めちゃくちゃいいです! 透明感のある明るい仕上がりと、「白髪ぼかし」による白髪の目立たなさに、感動していただけますね。あとは、施術を受けてすぐに分かりやすい変化として、手触りの良さや頭皮の刺激の少なさに喜んでいただくこともあります。
―― 導入の成果として実感されていることはありますか?
岡村:おかげさまでオープン以来、常にほぼいっぱいのご予約をいただいていて、売り上げも好調です。その背景には、「カラーストーリー アドミオ」によって白髪で悩んでいる方向けの明るいベージュ系カラーを実現できた成果も大きいと思います。導入当初の期待通り、ダメージレスで簡単に明るいベージュを表現することができています。

―― ヘアケアなど、他のメニューとの相性はどうですか?
岡村:カラー時のシャンプー・トリートメント、サロントリートメントのメニューともに「コアミー」を使っています。カラー後の手触りの良さは、「カラーストーリー アドミオ」によるダメージの少ない施術と「コアミー」の掛け合わせで感じていただけているのかなと思います。
「コアミー」は全種類そろえていて、カット前のシャンプー時にはお客様の髪の状態やスタイルに合わせてこちらで選んでいます。女性からの人気が高いのは、「エラプシーク」。男性は「フィナジー」を使うことが多いですね。
―― 「コアミー」については、お客様からどんな反応をいただくことが多いですか?
岡村:「コアミー」もエイジング毛に悩むお客様から好評で、しっとり仕上がるのに軽いから扱いやすいという声をよくいただきます。お客様も感度の高い方が多くて、施術中に「いい香りですね。どんなトリートメントですか?」と聞かれることもあります。
香りも、洗い上がりや乾かした後の仕上がりもすごく評判が良くて。僕がおすすめするまでもなくお客様が自発的にホームケアを購入してくださっています。月間売り上げの10〜15%はコアミーの店販ですね。
今後の展望:お客様一人ひとりと丁寧に向き合い、常に新たな付加価値を提供していくこと

―― 最後に、サロンの今後の展望について教えてください。
岡村:お客様に長く通っていただいてサロンを続けていくには、常に何か付加価値をお届けして、サロンそして僕自身に飽きられないことが大切だと考えています。サロンとしては「白髪ぼかし」や「ショートカット」を強みとしていますが、こうした技術はあくまでひとつの“手段”。これからも「カラーストーリー アドミオ」の活用などで自身の引き出しを増やしつつも、お客様に寄り添うことを第一にしたいです。
その意味でも、今後もサロンとして人を増やすことはせず、僕が施術の最初から最後まで担当するスタイルで続けていくつもりです。このスタイルは安心感があるのか、独立前からのお客様もすごく喜んでくださっているんです。これからも一人ひとりのお客様と髪に丁寧に向き合って、何よりもお客様のことを大事にするサロンでありたいと思っています。

岡村大介Daisuke Okamura
cella代表取締役
佐賀県出身。ハリウッドワールド美容専門学校卒業。大手有名サロンを経て、2024年に「cella」をオープン。「ショートカット」と「白髪ぼかし」で大人女性から厚い支持を集める。カウンセリングからスタイリングまで全ての施術を自身で行う2席だけのプライベートサロンで、一人ひとりのお客様と丁寧に向き合い、安心と納得を届けている。
Instagram:@da1sukeokamura
アリミノ営業担当者のコメント
cella様は、お客様に寄り添った接客、温かい人柄で大人女性のお客様から圧倒的な支持を得ているサロンです。白髪やパサつきなど、エイジング毛に対する課題解決の提案を強みとしています。さらに、お任せのお客様でも前回の『再現』ではなく『超える』ことを意識するなど、妥協のないカラー施術も魅力です。
高齢化によって大人女性のお客様の割合が年々増えるとともに、エイジング毛に対する提案のニーズも高まっています。アリミノではそういった課題解決につながるような、弊社製品を通じた提案やサポートをご用意しています。ご興味のある方は、お気軽にアリミノセールスまでお声がけください。
名阪営業部 名古屋支店 大下浩平
「cella」サロン情報

「空間」「サービス」「技術」 全てにこだわり、一人ひとりに合わせたご提案と圧倒的な技術力で極上のリラックスタイムを提供する、大人女性向けの上質なプライベートサロン。
店舗展開 | 1店舗 |
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従業員数 | 1名 |
サロンコンセプト | 年齢を重ねることを楽しむ |
サロンターゲット | 30代 以上の大人女性 |
「カラーストーリー アドミオ」の導入年月 | 2024年12月頃 |
「cella」店舗情報

所在地:
〒460-0002
愛知県名古屋市中区丸の内3丁目6-13 URBAN-HEAL HISAYA ODORI PARK 1F A号
(執筆/廣瀬翼、取材・編集/A PRESS編集部、撮影/しょーゆ)