
届けたいのは、ライフスタイルに寄り添ったパーマスタイル! 「コスメカール」の繊細な調整力が、サロンの想いをカタチにする——Douglas hair
岐阜県を中心に東海地区に7店舗を展開するメンズサロン「Douglas hair(ダグラスヘア)」では、創業当時からパーマスタイルに使用するアイテムに「コスメカール」を導入しています。「スタイルがつくりやすく技術説明もしやすいので、迷わず導入しました」と話すのは「Douglas hair」代表取締役の鈴木恵太(すずき けいた)さん。双子の兄で「Douglas hair South sun’s」「Douglas hair King’s one」総代表の鈴木 bro.(すずき ぶろ)さんも、「お客様から持ちがいいと言われます」と高く評価します。メンズサロンにとって欠かせないパーマスタイルを支える「コスメカール」の導入について、使いやすさや活用の工夫、導入の成果を伺いました。
導入の背景 | ●前サロンから使用していて、使い慣れていた ●前サロンで使用していた時から使いやすいと感じていた |
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選んだ理由 | ●化粧品ジャンルでもしっかりとカール感を出せる ●M、H、EX、Vと強さの段階があることで、髪の状態や仕上がりの希望に合わせた調整がしやすい ●強さを使い分けた施術方法が、お客様へもわかりやすく説明できる |
導入による変化 | ●「パーマが上手いサロン」という評価が広がっている ●お客様から「持ちがいい」という声をいただくようになった ●施術中にお客様から「香りがいい」と言われるようになった |
導入の背景:前サロンでも愛用。使いやすさを実感していたからこそ、サロン立ち上げから迷わず「コスメカール」を導入

―― どのような経緯でコスメカールを導入されたのでしょうか?
恵太さん(以下敬称略):創業時からパーマスタイルにはコスメカールを使っています。ちょうど、今年の6月で6年経ちましたね。
もともと、Douglas hair立ち上げ前に勤めていたサロンで使っていたんです。僕自身も馴染んでいますし、オープニング時のスタッフも使い慣れていた子たちが多かったので、コスメカールを迷わず導入しました。
―― 長く使われていますね。コスメカール以外の商品を使われていたこともあったのでしょうか?
恵太:そうですね、以前はよく新しいアイテムを導入するサロンで働いていたので、メインの商品が変わることもありました。ただコスメカールが入った時は、ちょうど僕のスタイリストデビューのタイミングだったこともあり、特に使い慣れていましたね。
―― どのようなところに良さを感じられたのでしょうか?
恵太:慣れだけでなく、実際に施術していて使いやすかったからこそ、一切の迷いなくサロンオープン時からコスメカールを選びました。1番違いを感じたのは、巻きやすさかな。
鈴木 bro.さん(以下敬称略):そうそう。つけ置く時間や他のコスメカールとの組み合わせ次第で、カールもしっかりついてくれる。そこが、使いやすかったですね。
「コスメカール」を選んだ理由:幅広いラインアップで自由度が高く、理論の説明もしやすい

―― 操作のしやすさについて、ぜひ詳しく教えてください。
恵太:M、H、EX、Vと強さの段階があるのが、ありがたいですね。例えば、まずMでつけ巻きして、髪の状態や仕上がりに合わせてその上からより強いHやEX、Vを重ね付けする。この方法は僕たちにとってやりやすいですし、お客様にも説明がしやすいんです。
あと、Douglas hairって結構強めの雰囲気のスタッフが多いと思うんですけど(笑)、そういう人たちがすごく技術にこだわっていて、さらに説明をしっかりしていたら、どうですか?
―― そのギャップに好感を覚えて、「しっかり教えてくれるんだな!」と信頼度が上がる気がします。
恵太:ですよね。もともと、僕が技術説明を大事にするタイプなんですけど、サロン全体としても、お客様への説明は丁寧にするようにしています。その時に、「pHの低いMでやさしく徐々に髪を軟化させ、その上から少し強いタイプでしっかりカールをかけます」と言うと、理論的に詳しくない人にも伝わりやすいんです。

bro.:あと、MからVまで幅があるので、いろんな調整が利きます。
例えば、Hを使って放置時間を長くすれば、ダメージに配慮しながらちょうど良いカールをつくれる。施術時間を短くして強いカール感を出したい人にはVを、カール感を強く出しつつ長持ちさせたい人にはEXで長めに時間を置いて強くかける、といった使い分けもできます。
強さと放置時間の組み合わせ次第で、お客様の髪の状態や仕上がりの希望に合わせたさまざまな調整ができるんです。
恵太:仕上がりもよくて、MからVまでの強さを段階的に調整できる。さらに、それぞれの親和性があるので研究もしやすいんですよね。それがコスメカール1本で使い続けている理由です。
導入時の工夫:なんでも「試す」「真似る」。先輩・後輩関係なく常に技術をアップデート

―― 使い方の共有など、導入時に何か工夫はされましたか?
恵太:6年前の立ち上げ当時は、スタッフみんながすでに使い慣れていたので、正直、特別な工夫や苦労はなくて。どちらかというと、メンズサロン市場がちょうど広がり始めた頃だったので「みんなで研究していこう」という感じがありましたね。
今は、新卒で入ってきた子には、まずベースとなる使い方を研修のような形でしっかり教えています。基本を身につけたら、各々が自分の使いやすいやり方を研究していこうというスタンスです。
bro.:もちろん、僕たち先輩から使い方や巻き方を教えることもありますけど、むしろ後輩や他のスタッフから学ぶことも多いです。
恵太:若い子たちは僕らより新しい技術に敏感で、自分たちでSNSやYouTubeから情報を集めて覚えてくることもあって。うちでは、そういった新しい技術をビビらずにどんどんやっていこう! という考え方なんです。
―― 後輩が自分と違うやり方をしているときも、否定せずにむしろ取り入れていくんですね。
bro.:そうです。後輩にも「え、それどうやってるの?」と聞いちゃう感じです。その仕上がりを見て良ければ、「いいじゃん!」と、そのやり方を他のスタッフにも共有していく。営業中でもそういう場面がよくあります。

恵太:他のサロンから来てくれたスタッフから、それまでの経験で知っている工夫や知識を教えてもらうこともあります。
例えば、波巻きって一般的にはクリームタイプでつくるところが多いんですけど、うちはクリームタイプを入れていなくて。クリームだと施術時間が長くなってしまうので、なんとかコスメカールで波巻きもつくりたいと考えていました。
そんな時、東京のメンズサロンから中途で入ってきたスタッフに、「クリームを使わないでやるには、どうすればいいかな?」と聞いてみたら、「コスメカール プリズムプラスを使うといいですよ」って。それまではコスメカールしか取り扱っていなかったのですが、以来、コスメカールとプリズムプラスの両方を導入しています。
導入の成果:「持ちがいい」「パーマがうまい」とお客様から満足の声。ライフスタイルに合わせた細やかな調整が可能に

―― コスメカールを使って施術したお客様からは、どのような反応がありますか?
bro.:施術時は「香りがいい」という声が多いですね。パーマ特有のツンとした嫌な匂いがしないと。
それから、「Douglas hairのパーマスタイルは持ちがいい」って、よく言われます。お客様はパーマにどのアイテムが使われているかを知る機会は基本的にないはずですが、こう言っていただけるということは、他と比べてコスメカールが「持ちがいい」と感じてらっしゃるんだと思います。
恵太:ありがたいことに、「パーマが上手い」と口コミに書いていただけることも多くて。それはコスメカールに支えられているところが大きいと感じています。

―― パーマスタイルをつくる上で大切にしていることはありますか?
bro.:その人のライフスタイルに合わせた提案をすることは意識しています。例えば、スタイリングありきのスタイルにしちゃうと、普段から楽しむのは難しいじゃないですか。
僕はサーフィンをやっているんですけど、海上がりはサッとトリートメントだけつけて車に乗る。そういう時でもカッコよくありたいから、スタイリングなしでもいい感じになるヘアスタイルにしたいんですよね。
そういったライフスタイルに合わせた提案をするうえでも、いろんな施術の調整ができるコスメカールは役立ってくれています。
恵太:メンズサロンとして「パーマが得意」というのは当たり前に必要ですが、オールジャンルでどのスタイルも高いクオリティで仕上げることが大切だと考えていて。そのうえで、僕がどのスタイルでも共通して心がけているのが、“ワクワク感”です。

恵太:僕にとっては、愛知県ZAZAグループの則武佳樹(のりたけ よしき)さんが師匠のような存在なんです。その則武さんがよくおっしゃっていたのが「美容師もお客様もワクワクするのがすごく大事」。サロンでの仕上がりももちろんですが、家に帰った時のワクワク感ってとても大切なんですよね。朝起きてスタイリングする楽しみって、一日の中でも大きいじゃないですか。
もっといえば、中学生の頃にヘアスタイルに目覚めて、朝起きて、好きな子に見せるためにスタイリングをしているときのようなワクワク感。それは、美容師にしか生み出せないなと。
―― これからパーマスタイルで取り入れていきたいことはありますか?
恵太:今は1年で流行のスタイルも技術も違ったりするので、そこにいかに敏感でありながら研究を続けてスキルを上げていくか、ということですかね。そこは、今後もスタイリストそれぞれが「この感じが得意・好き」で極めていくものだと考えています。
今後の展望:プライベートにも仕事にも熱中できる。郊外ならではの新たなマインドを発信していく

―― 一人ひとりが技術を極めていくにあたって、教育面ではどのようなことを意識されていますか?
恵太:うちは社訓として「プライベート:仕事=1:1」を掲げています。僕らの仕事って、人に幸せを与える仕事じゃないですか。その仕事をするには、自分自身の心身が満たされている状態でないといけない。プライベートが充実していないと、仕事が充実するわけがないと思っています。
bro.:自分自身、サーフィンをしていると10歳ぐらい上の人に出会うことがあって。長くサーフィンを続けている人の価値観を聞くと、すごくカッコいいんです。ちょっとしゃべっているだけで勉強になることが多いです。そういう環境に身を置くことで自身が中身から鍛えられて、自然と表面だけではない「カッコよさ」にも敏感になります。
恵太:プライベートで何かに熱中できる人は、仕事もモチベーション高く向上し続けられるし、マインドからカッコよくなるんですよね。
実は、うちのアシスタントの初任給は決して高くないんです。最初の給与で満足しない向上心のある人に来てほしいから、意図的にそういう設計にしています。一方でスタイリストデビューは早くて、大体が半年から1年ほど。デビューまでには「カルテ100枚」「モデル売上30万達成」など、しっかり「数字」で基準を設けています。なので、デビュー月にはみんな売上100万を達成しているんです。

―― 仕事もプライベートも、きちんと両立させているわけですね。
恵太:こうした考えの根っこには、うちが郊外にあるサロンだから、というのも大きくて。というのも、郊外だと「地元で働きたい」と思って美容師になる人も多い。みんながみんな、四六時中「美容師」として走り続けたいわけじゃなかったりもするんです。
だからこそ「プライベート:仕事=1:1」で、仕事もプライベートも思いっきり楽しみたいスタッフの気持ちに応える。それが、郊外に展開するサロンの戦い方だと思っています。
bro.:数字を達成できるだけのモチベーションがあって、プライベートも充実させているスタッフたちなので、個性的ですよ。趣味もさまざまで、バイクが好きで、ビンテージのハーレーに乗っている24歳のスタッフもいます。若いうちから稼げるから、できることも広がるんです。
恵太:そういった休日の様子もサロンの公式Instagramにアップしています。同じ趣味を持った方がお客様としていらっしゃったり、さらに友達のように親しくなったりするのは、うちではよくあることです。そこから生まれた信頼関係は、より良いカウンセリングにもつながっています。

―― サロンの今後の展望について教えていただけますか?
恵太:店舗数を9店舗にまでするっていうのは、オープン当初から決めていて。今は7店舗なので、あと2店舗をオープンすることはひとつの目標にしています。
bro.:マインド的な部分でいえば、プライベートにも仕事にも熱中してるような、全てにおいてカッコいい美容師が岐阜から増えていくといいなと思ってます。
恵太:郊外には郊外の戦い方、それに生き方がありますからね。「ダグラスで働いてるスタイリストって、仕事もプライベートも充実してていいよね。自分もなんか頑張ってみようかな」と美容師やお客様が思ってくれる、そんなマインドを浸透させていきたいですね。

鈴木恵太Keita Suzuki
Douglas hair 代表取締役
岐阜県出身。ベルフォート美容専門学校通信課程卒業。大手有名サロンを経て、2019年「Douglas hair NORTH SHORE」をオープン。以降、1年に1店舗のペースで岐阜・三重・愛知の東海地区で出店している。Douglas hairのカット技法「スリーブロック」の生みの親。美容専門誌・ファッション誌にも多数掲載されるメンズのオールラウンダー。2019年NBCモデル部門メンズ優勝をはじめ、受賞歴多数。
Instagram:@douglashair_

鈴木 bro.Suzuki bro.
Douglas hair South sun's、Douglas hair King's one 総代表
岐阜県出身。ベルフォート美容専門学校通信課程卒業。20代前半で美容師の道を一度離れ、足場鳶職として約10年間勤務。その後、2020年に弟の誘いを受けてDouglas hairに参画し、美容師として新たなスタートを切る。ナチュラル系のメンズカットはもちろん、バーバースタイルのフェードの刈り上げ技術も高く、ツイスト系からナチュラル系までのパーマスタイルを得意とする。趣味はサーフィン。
Instagram:@chanyou23bro
アリミノ営業担当者のコメント
Douglas hair様は、”モテたいならウチにこい”をコンセプトに外観や内装にもこだわり、メンズのお客様から圧倒的な支持を得ているサロンです。
また、社訓は「プライベート:仕事=1:1」。プライベートも仕事も全力で打ち込める環境が整っているからこそ、スタッフ全員が魅力的でいきいきと活躍されており、店舗に足を踏み入れると支持される理由がわかります。
メンズの美容意識は、年々上がっていると感じます。アリミノでもお客様により喜んでいただくために、弊社製品を通じたさまざまな提案やサポートをご用意していますので、お気軽にアリミノセールスまでお声がけください。
名阪営業部 名古屋支店 大下浩平
「Douglas hair」サロン情報

「カッコいい」「モテる」男性をサロンから送り出す「本気のメンズサロン」。落ち着きとくつろぎを感じる男前な空間で、一人ひとりの男らしさとカッコよさを引き出す高い技術、妥協のない丁寧な接客サービスを提供する。メンズカットはもちろん、メンズパーマに定評があり、東海地区の男性の人気を集める。
店舗展開 | 岐阜市近郊5店舗、三重県・四日市1店舗、愛知県・一宮1店舗 |
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従業員数 | 40名 |
サロンコンセプト | 「IF YOU WANNA BE POPULAR 〜モテたいならウチにこい〜」 |
サロンターゲット | 東海地区で「カッコいい」「モテる」を目指す男性 |
「コスメカール」の導入年月 | 2019年6月 |
「Douglas hair」店舗情報

所在地:
〒500-8864
岐阜県岐阜市真砂町6-6 SZビルグランペンタ2F
公式サイト:https://linktr.ee/douglashair_
(執筆/廣瀬翼、取材・編集/A PRESS編集部、撮影/しょーゆ)