ブリーチなしのカラーに欠かせない! 赤みを抑えて透明感を表現する「カラーストーリー アドミオ」が、ナチュラルでかわいい色みを生み出す——Dimo&
表参道の路地裏に、まるで緑に囲まれた別世界のような佇まいのサロン「Dimo&(ディモアンド)」。「カラーストーリー アドミオ」を2020年のサロンオープン当初から導入しています。「『カラーストーリー アドミオ』の透明感と発色の良さで、表現の幅が広がった」と語るのは、サロンのオープン当初からDimo&で活躍している田宮将至(たみや まさし)さん。自身の顧客の約9割がブリーチなしのカラーのお客様だといいます。「カラーストーリー アドミオ」導入の経緯や取り組み、その成果を伺いました。
導入の背景 | ●新たなカラー剤を取り入れ、表現の幅を広げたかった |
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選んだ理由 | ●発色が良く、赤みを抑えて透明感が表現できる ●ブリーチなしでもナチュラルでかわいいカラーがつくれる |
導入による変化 | ●透明感と手触り感がお客様にも好評 ●得意な領域や色みの性格が明確で、他のカラー剤との使い分けがしやすい ●「ブリーチなしのワンカラー」=「カラーストーリー アドミオ」が定番になった |
導入前の課題:新規オープンにあたって、表現の幅を広げる新たなカラー剤を探していた
―― 2023年で3周年ですね! おめでとうございます。
田宮さん(以下、敬称略):ありがとうございます。9月でちょうど3周年になりました。
―― 「カラーストーリー アドミオ」は2020年のオープン当初から導入されていますが、それ以前にも使っていらっしゃったのですか?
田宮:いえ、オープン時に初めて導入しました。「Dimo&」を立ち上げた服部と、オープン当初から一緒に活動している浅倉、僕の3人は、もともと同じ職場に勤めていたのですが、そこでは使うカラー剤が決まっていて。自分たちのお店を開くにあたって、他のブランドも試してみようとなったんです。複数のカラー剤を半年ほど試して、最終的に導入するブランドを決めました。
―― 「こんなカラーがあればいいのに」など、カラー剤に求めていたことは何かありましたか?
田宮:それまで使っていたカラー剤には満足していて、特に不満があったから新たなものをというわけではありませんでした。でも、他を使ったことがないからまずは見てみようと。それでより良いものがあったら使いたいし、デザインの幅も広げられたらいいなと話していましたね。
―― サロンの立ち上げでは、メニューの中でもカラーの重要度が高かった……?
田宮:そうですね。当サロンはカラーをされるお客様が多く、全体の9割以上がカラー施術を受けられます。もちろんどのメニューも大切ですが、中でもカラーは特にお客様と向き合う上で欠かせず、当時から導入するカラー剤の選択は大切だと考えていました。
「カラーストーリー アドミオ」を選んだ理由:ブリーチなしでナチュラルにかわいく。赤みを抑えた透明感が魅力
―― 実際に「カラーストーリー アドミオ」を使ってみて、どのように感じましたか?
田宮:発色が良く、ブリーチなしでも色がしっかり入るというのが第一印象。スタッフの反応もかなり良く、使ってみてすぐに「いいね!」となりました。程良いくすみ感があり、やわらかな印象に仕上がるのも、ブリーチなしのカラーではうれしいポイントです。
くすみ感って、どの程度くすませるかが難しいんです。赤みやオレンジみを抑えてくれる一方で、強くしすぎるとアッシュ系に寄りすぎてしまう。その点、「カラーストーリー アドミオ」はすごくバランスが良く使いやすいと思いますね。
また、色持ちが良い印象で、実際に使ってみたスタッフや、導入後にはお客様からも、普段より長く色みを楽しめたという声が多くありました。
―― ブリーチなしのカラーを希望される方は多いのでしょうか?
田宮:はい。お仕事の関係でブリーチは難しい方、派手になりすぎないかと心配される方、ダメージを気にされる方——やはり、「ブリーチはしたくない、でも髪色でオシャレを楽しみたい」という方は一定数いらっしゃいます。
当サロンはスタイリストによって押し出しているスタイルや得意なデザインが異なるので
人によりますが、僕は8〜9 割のお客様がブリーチなしのカラーのご希望です。
―― カラー顧客の9割! 多いですね。
田宮:僕は以前からブリーチなしのカラーを打ち出していて、ほとんどの方は僕のInstagramを見てから予約されるので、特に多いんです。スタイリストによってはハイライトのデザイン希望が多い人もいます。でもやっぱり、ブリーチなしのカラーを求める人は、お客様のボリューム層として大きいと思います。
―― なるほど。「ブリーチなしのカラー」という点で、特に注目したカラーはありますか?
田宮:「アクア」ですね! 赤みをしっかり抑えてくれるので、ブリーチなしでも透明感をしっかり表現できる。単品でも、他の色と組み合わせても使いやすいです。
田宮:単品だと、絶妙な透け感のあるベージュに。10〜12トーンの髪には、「チャコール」と組み合わせて使うことも多いです。アクア単品では深みが足りず黄色っぽくなるところをチャコールが補ってくれて、やわらかなベージュに仕上がります。また、他の色をベースにするときも、アクアを組み合わせると赤みを抑えて透明感を表現してくれて、退色もきれいになりますね。
導入時の工夫:ダメージレベルの見極めが要。仕上がりイメージは日頃の写真を見せて伝える
―― 導入にあたって、注意した点はありますか?
田宮:発色が良いというメリットの裏返しでもあるのですが、ダメージ毛や色が入りやすい髪質の場合、色が濃く入りすぎてしまうことがある点ですね。サロン内で注意点として共有し、僕自身も意識するようにしています。
そのため、施術ではお客様の髪のダメージレベルの見極めが重要。施術前にちゃんと見極められれば、それを踏まえてカラー剤を配合すれば良いので、色が濃くなりすぎるのも避けられます。その点は他のカラー剤を使う場合と同じですね。
―― ダメージレベルが高い場合は、どのような対応をされていますか?
田宮:薬剤全体を薄めにします。また、色が入りやすい髪質の場合は、「オークル」を組み合わせることが多いですね。やわらかな色みで色ムラを整えてくれます。反対に先ほどお気に入りと話したアクアは、色が入りやすい髪質のときは青みが強く入りやすいので、ごく少量にするか、使わないこともあります。
―― お客様には、どのように「カラーストーリー アドミオ」でつくるカラーをご提案していますか?
田宮:メニューとしては、他のカラー剤でつくる場合も含めて「カラー」として出しています。カウンセリングを通して、「この人は『カラーストーリー アドミオ』が合うな」と思ったら配合するという形です。僕は、ブリーチなしのワンカラーのお客様で、特に寒色寄りのグレージュカラーやアッシュカラー、ベージュカラーがご希望のときによく使います。
どんな色にするかは、まずお客様のご希望を伺ってから、写真や毛束、カラーチャートを使って具体的にしていきますね。特に、自分のInstagramに投稿している写真を見せることが多いです。
―― 写真は、スマートフォンで撮影しているのでしょうか?
田宮:はい。僕は、作品撮りはしておらず、すべて実際のお客様の写真です。
―― 撮影のコツはありますか?
田宮:第一に「光」です。透け感や色みを見せたいときは、屋内の間接光。艶感を強調したいときは自然光がおすすめです。その光のバランスによって、色も質感も見え方が大きく変わってきます。時間によっても光の入り方は変わってくるので、毎回最適な撮影場所を探してから撮っていますね。
あとは、髪だけをアップで写すのではなく、少し引いて服も見えるようにしています。髪色だけだと、実際の生活の中でどう見えるかのイメージがしにくいんです。服まで写ると、自分のファッションに合うのか、コーディネート全体で見たときにどんな印象になるのかが分かりやすくなります。
―― Instagramへの投稿のポイントはありますか?
田宮:全体の統一感を大切にしていますね。統一感といっても、全投稿を同じように撮影するということではありません。写真でスタイルを見せるもの、色を見せるもの、リール動画で髪の動きや質感まで見せるものをバランスよく投稿しています。
自身のタイムラインを開いてグリッドで見たときに、そのバランスが気持ち良いかが「全体の統一感」。できるだけ同じ形の投稿が立て続けにならないように、だけどデザインの雰囲気は揃うようにしています。
導入の成果:透明感と手触り感が好評! カラー剤の使い分けが明確になり表現の幅が広がった
―― 「カラーストーリー アドミオ」でカラーをしたお客様からは、どのような感想がありますか?
田宮:みなさん、まず色の仕上がりを喜ばれますよ。「いつもより透明感がある!」と言ってくださる方が多いんです。それから、手触りが「サラサラ」と言われることも多いですね。
―― カラー剤で、手触りも変わるんですね!
田宮:はい。「カラーストーリー アドミオ」は、ダメージに配慮した処方*ですよね。だから、手触りも発色もどちらも良くなるのだと思います。それでいて、色がきれいに抜けていくので、次回もダメージに配慮した施術ができる。ダメージが気になる方にもご提案しやすいですね。
※ 抗酸化安定処方:酸化に注目した、毛髪内部での効果的な発色を促す処方
―― 今は、どんなお客様の施術で「カラーストーリー アドミオ」を使っていますか?
田宮:やはり「ブリーチなしのワンカラー」のときです。ブリーチなしのダブルカラーにするときもありますが、基本的にはワンカラー。ナチュラルでやわらかな雰囲気に仕上がるので、くびれスタイルとよく合わせています。
「カラーストーリー アドミオ」は、得意な領域の特長や色みの性格がはっきりしているので、他のカラー剤と迷うこともなく、明確に使い分けられていますよ。
―― 「明確に使い分けられている」ということは、導入当初に思っていた表現の幅も広がったのでしょうか?
田宮:はい、僕はもともとブリーチなしのカラーを押し出していましたが、よりその幅が広がったと思います。トレンドや季節感、これまでに研究してきたことによる変化がベースですが、それを支えているのはカラー剤です。現在の「ブリーチなしのカラー希望のお客様が約9割」という数字も、「カラーストーリー アドミオ」でつくってきたカラーと発信との両方があっての結果だと思います。
今後の展望:透明感の出る組み合わせを探求しつづけ、より多くのお客様にご満足いただける成長をしていきたい
―― 最後に、今後「カラーストーリー アドミオ」を活用してどのようなことに取り組んでいきたいか、教えてください。
田宮:いろんな組み合わせを探求して、より表現の幅を広げていきたいですね。季節やトレンドに合わせてどんな色みでも透明感ある仕上がりにできるよう、さまざまな選択肢を用意しておきたいです。
これからも、ブリーチなしのカラーを求める方はたくさんいらっしゃると思います。そこでナチュラルでかわいい透明感あるカラーを提供できれば。お一人おひとりの髪質や履歴を見てダメージに配慮しながら、お客様の「やりたい色」を実現して、ご満足いただけるようにまだまだ成長していきたいです。
田宮将至Masashi Tamiya
Dimo& トップスタイリスト
兵庫県出身。BEAUTY ARTS KOBE日本高等美容専門学校卒業後、都内有名店を経て、2020年に「Dimo&」オープニングスタッフとして、スタイリストデビュー。ブリーチなしで赤みを抑えた透明感あるカラーで多くの顧客から支持を集める。特にグレージュやベージュのカラーを得意とし、Instagramにはスタイル写真を多数投稿。フォロワー4.4万人。また、アリミノが運営するInstagramアカウント(@cs_admio.prime)へのスタイル掲載の協力もしている。
Instagram:@dimo_and_tamiya
Instagram:@cs_admio.prime
アリミノ営業担当者のコメント
Dimo&様へは、オーナーの服部さんが独立をされる前に代理店さんを通して、カラー剤をご提案する機会をいただきました。ご提案では、「カラーストーリー アドミオ」の色をしっかり知っていただくために毛束染めしたものを持参。喜んでいただけたのが印象的です。以来、「カラーストーリー アドミオ」をご活用いただいており、とてもうれしく思っております。
今回の取材ではサロン視点で「カラーストーリー アドミオ」について語っていただき、営業担当として改めて学びの機会となりました。今後も、Dimo&様のカラーの選択肢が広がるようなご提案やサポートができればと思います。
また、「カラーストーリー」ブランドのInstagramでも、アドミオを使った素敵なスタイルを投稿してくださっているので、ぜひ多くの方にチェックいただけるとうれしいです。
(首都圏第一営業部 東京第一支店 児玉祐樹)
「Dimo&」サロン情報
お客様という原石を「ダイヤモンド」のように輝かせるサロン。お客様から必要とされ、お客様を輝かせる美容師であることで、美容師自身もお客様の存在によって輝ける。その理念のもと、ゆったりとした環境で、スタイリストがお客様一人ひとりに向き合った施術を提供する。
店舗展開 | 1店舗 |
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従業員数 | 12名 |
サロンコンセプト | お客様も美容師も、ダイヤモンドのように輝かせるサロン |
サロンターゲット | 20〜30代の女性を中心に幅広く、“大人のおしゃれ”を求める方 |
「カラーストーリー アドミオ」導入時期 | 2020年9月 |
「カラーストーリー アドミオ」提案ターゲット | ブリーチなしのカラー顧客 |
「Dimo&」店舗情報
所在地:
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前5-39-1 1F B1
Instagram:@dimo.and
(取材・文/A PRESS編集部、撮影/河合信幸)