
「アジアンカラー フェス」は、なりたい髪色をそのまま表現できるから、デザインの精度が上がり、お客様の満足度にもつながる——SEEK
福岡のトレンドの発信地・天神にある人気サロン「SEEK(シーク)」は、オシャレ感度の高いお客様から評判を呼んでいます。「圧倒的に発色と色持ちが良い」と絶賛されるハイトーンカラーの人気を下支えしているのが、「アジアンカラー フェス」(医薬部外品)。同店では、2020年のサロンオープン当初から「アジアンカラー フェス」を導入しています。今回は、代表の宮本 征破(みやもと せいは)さんとスタイリストの茶木 匠(ちゃのき たくみ)さんに、「アジアンカラー フェス」の導入の経緯や活用方法、導入後の変化まで伺いました。
導入の背景 | ●サロンオープンにあたり、ハイトーンカラーに力を入れようと思っていたが、思い通りの色みが出せず、カラー表現に課題を感じていた ●明るいピンクが思うように出せなかった |
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選んだ理由 | ●出したかった色みがクリアに発色した ●シャンプー後も色が流れにくく、色持ちが良かった ●流行やお客様のニーズに合った色みをしている |
導入による変化 | ●発色の良さと色持ちの良さがお客様からも好評 ●カラーがしっかり決まるようになり、ヘアデザイン全体の完成度も上がった |
導入前の課題:ハイトーンカラーを武器にしたかったのに、思うように色が出せず壁にぶつかっていた

―― 「アジアンカラー フェス」を導入しようと思ったきっかけを教えてください。
宮本さん(以下敬称略):サロンをオープンした当初から、アリミノの営業さんがよく足を運んでくださって、自然と相談する機会も増えていったんです。その流れで、「アジアンカラー フェス」をご紹介いただき、実際に使ってみたことが導入のきっかけですね。
―― サロンをオープンするにあたって、カラー剤に求めていたことなどがあったのでしょうか?
宮本:うちのサロンは、20〜30代の女性を中心に、ファッション感度の高いお客様が集まる場所にできたらと思って、2020年にオープンしました。当時はハイトーンカラーが全盛期で、お客様からのニーズも高かったため、ハイトーンカラーを強化していこうと考えていたんです。
ただ、僕も茶木も以前にいたサロンで、ブリーチやハイトーンをやってはいたものの、特に力を入れてやっていたわけではなくて。「この色を出したいけど、どうすればいい?」と悩むことが多く、なかなか思い通りの仕上がりにならないという壁にぶつかっていました。
茶木さん(以下敬称略):そうそう。ハイトーンに力を入れていこう!と決めたものの、思ったように色が出せなくて悩んでいましたね。そのタイミングで、「アジアンカラー フェス」と出会ったんです。実際に使ってみると、出したかった色が出せて「これこれ!」って思えたことは、印象深いですね。
宮本:そうだったね。最初に僕と茶木で試してみたんです。このカラー剤すごくいいねってなって、すぐに導入を決めました。
「アジアンカラー フェス」を選んだ理由:今っぽくてお客様が本当に求めている“あの色”が、「アジアンカラー フェス」なら表現できた

―― 自分たちが出したかったカラーを出せたのですね。ちなみに「アジアンカラー フェス」の中では、どのカラーから導入されたのでしょうか?
宮本:最初は、12PINKと14 PINKです。僕たちの中で、明るいピンクが思うように出せないっていう課題があったのですが、「アジアンカラー フェス」のPINKはクリアに発色するし、シャンプー後も色が流れずにしっかり留まってくれる。今までのカラー剤だと、くすんだピンクに仕上がることが多かった中で、ここまでクリアなピンクに仕上がるのはすごいと思いました。
茶木:PINKを導入したのが、オープンから1〜2ヶ月後くらいだったと思います。そこから少しずつ、他の色も増やしていったという感じでしたね。
―― 実際に使ってみて、カラー剤としての印象はいかがでしたか?
茶木:全体的に色みのバリエーションが今っぽいなと感じました。特に導入当時は、「アジアンカラー フェス」だからこそ出せる“あのピンク”をお客様が求めていたことが多かったんですよね。
―― “今っぽい色み”とは、どのような色みなのでしょうか?
茶木:“今っぽい”というのは、その時、お客様が求めている色をちゃんと出せるっていうことです。流行やニーズに合った色みを狙い通りに表現できるのが、「アジアンカラー フェス」の強みだと感じています。
宮本:僕たちも導入当時に比べてカラー剤の知識が深まりましたし、いろいろなカラー剤と比較しながら使ってきた中で、今も変わらず使い続けているのが「アジアンカラー フェス」です。それだけ信頼できるからだと思います。
導入時の工夫:スタッフそれぞれがやるべきこと、やりたいことを考え、「アジアンカラー フェス」を自主的に使用している

―― 導入時は、宮本さんと茶木さんで「アジアンカラー フェス」を試されていたと思うのですが、その後、スタッフの皆さんにはどのように共有されたのでしょうか?
宮本:サロンワークの中で僕たちがたくさん試しているところを見ていたので、スタッフも自然と使い始めた印象です。お客様からのニーズもあったので、必要に応じて使ったら良かったからまた次も使う、みたいな流れが多かったように思います。
茶木:うちのスタッフは、毛束で実験的に染めてみる子が多くて、「このカラー使ってみて」と指示を出すことはほとんどありません。自分がやりたいこと、やるべきことに取り組んでいくうちに、自然と上達していくし、使いこなすようになっていく、という感じがしますね。
―― スタッフの皆さんの自主性がすごいですね。何か教育方針のようなものがあるのでしょうか?
宮本:明確な教育方針があるわけではありませんが、「SEEKのカラーが好きで入社しました」というスタッフが多いので、もともとやる気がある子が集まっていると思います。
―― 技術の練習や教育体制については、どのようにされているんですか?
宮本:週に1回、全体でのレッスンを行っています。それ以外は、毎朝1時間、個人で練習していますね。週1回のレッスンは、日曜日の営業時間を少し早めに切り上げて実施しています。

―― やる気のあるスタッフが自発的に学べる環境が整っているんですね。実際にお客様には、「アジアンカラー フェス」の色みをどのように説明されているのでしょうか?
茶木:「こういうカラー剤でこういう色になりますよ」と説明するというよりは、自分やスタッフのInstagramを見せたり、その時いらっしゃるお客様のカラーを見ていただいたりして、「この色ならこんな感じになりますよ」と照らし合わせながら伝えることが多いです。
―― なるほど。ちなみに、SNSでの発信はどのように取り組まれているのでしょうか?
宮本:SNSの打ち出し方はスタッフそれぞれですが、月に1回の面談や、年に1回、サロンのビジョンをスタッフに共有するタイミングで、「SNSを今後どんな方向に打ち出していくか」をすり合わせるようにしています。
最近だと、ハイトーンばかり打ち出すのは時代性に合わなくなってきていると感じていて。というのも、「カラーが得意なサロン」というイメージが強くなりすぎて、オープン当初描いていた、「カッコいいサロン」からズレてきてしまっていたんです。そこで今は、ハイトーン×レイヤーカットのように、「カラー×何か」の魅力を打ち出していこう、という話をしています。
導入の成果:カラーが安定して決まることで、デザインの幅やクオリティにも良い影響が出てきている

―― 「アジアンカラー フェス」で施術したお客様からの反応はいかがですか?
宮本:「色落ちがきれい」「発色が良い」といった声はよく聞きます。僕たち自身も好んで使っていますし、お客様も気に入っていただけているんじゃないかと感じています。
―― 導入の成果として、実感されたことはありますか?
宮本:カラーがしっかり決まると、デザイン全体の完成度が上がると思っています。なので、安定して狙った色が出せるようになったことは、サロンにとって大きな変化ですね。
―― 「アジアンカラー フェス」で施術するお客様はどのくらいの年齢層が多いですか?
茶木:20代〜30代の方が多いですが、どの年齢層でも使いやすい点が僕は好きですね。ハイトーンでも使いやすいし、ブリーチしていない髪でもきれいに発色する。一貫した透明感が出るので、そこが使い勝手の良いところだなって感じます。
あとは、ブリーチ毛でもバージン毛でも、どのジャンル、どの年齢層、どの明度でも「アジアンカラー フェス」だけでカラーが完結できるのも優秀だなと思いますね。

―― よく使われているカラーや、お気に入りの組み合わせはありますか?
宮本:根元を暗くする時に6PINKと6GRAYを組み合わせると、透明感のある黒っぽさを作れるので、よく組み合わせて使います。
茶木:そうですね、やっぱりピンク系が鉄板でいいなと思います。12PINK、14PINKとCLEAR PINKを組み合わせてペールトーンのピンクを作ることが多いです。そこに少しconc.YELLOWを組み合わせて色みをちょっと変えることもあり、バリエーションを楽しんでいます。
最近だと、暗めのトーンを希望されるお客様が増えてきているので、MATもよく使いますね。ハイトーンで緑系のカラーをしたいという人でも、MATを使えばきれいな緑になる。中明度のカラーを希望されている方でも、暖色系とMATをベースにGRAYなどを組み合わせると、きれいに透明感のある中明度のカラーができます。
宮本:MATは、最後に導入したカラーですが、これからもっと出番が増えそうですよね。最近はオリーブグレージュ系のカラーを求めるお客様が増えてきているので。
茶木:MATは色の出方が圧倒的にきれいですよね。青みが若干あるような。緑はきれいに出るけど、苔みたいな緑にならず、良い感じに仕上がります。

宮本:あとは、「アジアンカラー フェス」から新しく出た「PURE」も良いですね。特にベージュ系のカラー。 今まで、「アジアンカラー フェス」でベージュ系の色みを出すには、NATURALしか選択肢がなかったのですが、「PURE」にはベージュ系が3種類あるので、質感やトーンの違いを使い分けられるようになりました。ベージュのバリエーションが広がったことで、表現の幅もぐっと広がったと感じています。
茶木:ブリーチ毛でも発色がとても良くて。思っていたよりも発色してくれるんですよね。ブリーチ毛用のカラー剤は色味が薄いイメージがあると思うのですが、「PURE」だとしっかり色が入るので、そこはすごいなと思います。
―― 同じ新ラインの塩基性カラー「VIVID+」はいかがでしょうか?
茶木:「VIVID+」は、退色したハイライト部分にニュアンスを足したいときに使えます。例えば、シャンプー台でトナーする際に退色したハイライト部分に簡単に色を入れられます。全体を染め直さずに、ニュアンスだけ変えられるのが良いですね。良い意味で “雑なハイライト感”が出て、ラフに仕上げられます。
「カラー×何か」でよりオリジナリティのあるデザインを提案したい

―― 今後、「アジアンカラー フェス」を活用して取り組みたい施策や作っていきたいデザインがありましたら、教えてください。
茶木:美容業界全体として、「カラーだけ」でなく、カットを含めてトータルでスタイルを提案していく流れが強くなってきていると感じています。例えば、カットで作るレイヤースタイルに、発色の良いカラー剤でポイントのデザインカラーを組み合わせるとか。
インナーカラーがメインだった時代もありましたが、今はもう少し複雑で、よりオリジナリティのあるデザインを求められるようになってきました。そういった“攻めたデザイン”や“抜け感のあるスタイル”を作る時に、「アジアンカラー フェス」は、発色や色持ちの面で頼りになるカラー剤だと感じています。
―― 最後に、「アジアンカラー フェス」をまだ使ったことない美容師さんに向けて、おすすめポイントを教えてください。
宮本:このカラー剤でしか出せない色があるので、明確に出したい色のイメージを持っているサロンさんには、特におすすめしたいですね。僕たちが発色の良いピンクのカラー剤を探していて「アジアンカラー フェス」に出会ったように。
茶木:「アジアンカラー フェス」は「こういう色にしたい」と思った色がそのまま発色します。カラー剤によっては、ベースによって仕上がりがブレることもあって。それを補正しようとしてまた別の色を組み合わせて、結局どう調整したらいいのか分からなくなってしまったことがあると思うんですよね。経験があればカバーできますが、カラー剤一つひとつの色の特性を理解しておかないと難しい。
でも、「アジアンカラー フェス」なら、そういった迷いがほとんどありません。思った通りの色が出せて、絵の具のように直感的に色を作れる。だからこそ、すごく分かりやすくて、カラーの勉強にもなるカラー剤だと思います。ぜひ一度、使ってみてほしいですね。

宮本征破Seiha Miyamoto
SEEK オーナー
熊本県出身。大村ファッション美容専門学校卒業。「Votan(ボタン)」店長を経て、2020年「SEEK」をオープン。ハイライトやバレイヤージュなどのデザインカラーを得意とし、お客様一人ひとりの髪質や好みに合わせた提案力に定評がある。透明感と抜け感のあるカラーで、“なりたい”を叶えるスタイルづくりを追求している。
Instagram:@ seek_seiha69

茶木匠Takumi Chanoki
SEEK スタイリスト
宮城県出身。大村美容専門学校卒業後、有名店で経験を積み、2020年に「SEEK」をオープン。ナチュラルからハイトーンまで幅広いカラーに対応し、確かな知識と技術を活かして、人と被らないオシャレで可愛いデザインカラーを提案。仕上がりのセンスと再現性の高さが好評で、多くのお客様から厚い信頼を集めている。
Instagram:@ chanonbabyboy
アリミノ営業担当者のコメント
SEEK様は福岡・天神エリアで注目される人気サロンです。
「アジアンカラー フェス」はその発色と色持ちの良さから、SEEK様のファッション感度の高いお客様にも支持いただいていることは大変うれしく思います。
今、SNSでもカラーの投稿は人気ですが、SEEKさんもおっしゃるように、今後よりお客様に支持していただくには『カラー+α』のような差別化が必要になってくると思います。
昨年、「アジアンカラー フェス」にPUREラインとVIVID+ラインが加わり、より幅広い色表現やデザイン提案が可能になりましたので、気になった方はぜひアリミノセールスまでお声がけください。
西日本営業部 福岡支店 千嶋将史
「SEEK」サロン情報

豊富な知識と確かな技術で、お客様一人ひとりの「なりたい」を叶えるサロンとして、髪質・骨格・生え癖・日頃のスタイリング・好みを丁寧に見極め、似合うスタイルを提案。透明感と艶のあるデザインカラーが評判。ダメージケアにも力を入れ、髪をいたわりながらカラーを楽しめるサロンとして人気を集める。
店舗展開 | 1店舗 |
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従業員数 | 9名 |
サロンコンセプト | お客様一人ひとりのなりたいヘアスタイルを叶える |
サロンターゲット | 20〜30代を中心としたオシャレ感度の高いお客様 |
「アジアンカラー フェス」の提案導入年月 | 2020年9月 |
「SEEK」店舗情報

所在地:
〒810-0041
福岡県福岡市中央区大名1丁目3−41 プリオ大名ビル 6階
Instagram:@seekhairdesign
(執筆/池山章子、取材・編集/A PRESS編集部、撮影/高松竜二)